補助輪なしで自転車に乗るには?練習をはじめる目安や練習方法を徹底解説!

 

補助輪付きの自転車を乗りこなせるようになったら、補助輪を外して乗る練習をしなければと考える親御さんも多いでしょう。ただ、いつ補助輪を外せばいいのか?どんな練習をすればいいのか?補助輪なしの自転車を教えるのは難しそう・・・などと迷ってしまうかもしれません。そこで、補助輪付きの自転車を卒業して補助輪なしの自転車を練習する時期の目安や練習方法を解説していきます。

 

1.補助輪なしで自転車に乗る目安は?

まずは、補助輪なしで自転車に乗る時期や年齢の目安を解説します。

 

1-1.補助輪なしの自転車のサイズ

子ども用の自転車には、補助輪付きのものと補助輪なしのものが売られていますが、補助輪なしのものは20インチから販売されています。20インチは、身長120㎝前後、年齢では6歳前後が目安のサイズになっています。

 

1-2.補助輪なしの自転車に乗れる平均年齢

日本トイザらスが20代から50代の親世代(1638名)を対象にアンケートした「自転車に関する調査」(2018年)を紹介します。

「あなたのお子様は何歳頃から自転車(二輪車)に乗るようになりましたか」の問いに対し、「5歳」と回答した割合が28.3%とトップでした。続いて「4歳」が24.6%、「6歳」が23.6%という結果になりました。6歳までに乗れるようになった子どもは、何と全体の約9割に上ります。

 

1-3.我が子の補助輪を外す目安

一般的には4歳から6歳で補助輪なしの自転車をマスターする子が多く、補助輪なし自転車も6歳を目安にしたものから販売されています。ただしそれは一般論であり、一番大切なのは、我が子が補助輪なしの自転車に挑戦できる状態なのか見極めることではないでしょうか。

現在補助輪付きの自転車に乗っている様子を見て、危なっかしさがないことが大前提です。そして、ペダルをこぐ足が止まらず、すばやくこぎ続けられるかをチェックしましょう。補助輪付きの自転車ならペダルをこぐ足を止めても倒れませんが、補助輪なしの自転車なら転倒してしまいます。

 

2.いよいよ補助輪を外して乗る練習!

我が子の様子を見て、補助輪を外してよさそうだと思ったら、いよいよ補助輪を外して乗る練習です。次のようなステップで練習してみましょう。

 

2-1.バランス感覚を養う練習

補助輪付きの自転車に乗り慣れている子は、体重を自転車に預ける癖がついてしまっています。まずは、バランスをとる練習が必要です。

補助輪を外した自転車にまたがり、両足はペダルに乗せず地面に置きます。そして地面を蹴って進みます。このときペダルが邪魔になるので、一時的に外すのもオススメです。慣れてきたら、スピードがついたときに、両足を地面に浮かす時間を延ばしていきます。足を浮かしたときに、自然とハンドルでバランスをとっているはずです。

この練習で、足を浮かせる時間が延び、カーブも曲がれるようになったら、次のステップに進みましょう。

 

2-2.こぎだしの練習

実は難しいのがこぎだしです。バランスを崩しやすく、足を地面から離してすばやくペダルに足を乗せてこぎだす動作が難しいのです。

自転車にまたがったらブレーキをかけて動かないように固定し、片方のペダルを90度より少し前方、2時くらいの場所にして足を置きます。この位置にすると、ペダルを強く踏み込めるようになります。強くこぎだすことでスピードがつきバランスがとりやすくなるので、思い切って強く踏み込むことを意識させましょう。

こぎだしの練習はバランスを崩しやすく、子どもも恐怖心を抱きやすいものです。大人が荷台やハンドルを支えて補助してあげるのもオススメです。

 

2-3.安定してこぎ続ける練習

乗れるようになってすぐは、ついついペダルをこぐ足やハンドルに視線が落ちてしまいがちです。視線が落ちるとバランスが崩れやすいので、視線は遠く先を見るようにアドバイスしましょう。安定してこぎ続けられるようになるはずです。

 

2-4.忘れてはいけない練習も

しっかり前を見てこぎだし、こぎ続けられたら補助輪なしの自転車をマスターしたといえるでしょうか。実は、これだけでは練習は不完全です。大切な練習がまだ残っているのです。

まずはブレーキの練習です。補助輪付きの自転車だと、こぐのをやめてスピードを緩めればいつかは自転車が止まり、倒れずに降りられます。そのため、ブレーキが付いていても、使い方に慣れていない子どもも多いのです。ゴール地点を決めて手前からブレーキをかけゴールに合わせて停止する練習、またがるときや降りるときは、ブレーキをかけ車体を固定する練習などをさせましょう。

次に、忘れがちなのがスタンドの上げ下げです。補助輪付きの自転車にはないので、補助輪を上げてから自転車に乗ること、降りたらスタンドを立てることを実際にやらせて練習します。

 

3.補助輪自転車は不要?

ひと昔前は、補助輪付きの自転車を経て、補助輪なしの自転車に移行するのが当たり前でした。ところが近年では、補助輪付きの自転車に慣れ過ぎてしまうと、外す際に苦労するともいわれています。

そして最近では、「ストライダー」「バランスバイク」「キックバイク」などと呼ばれるペダルなしの幼児用二輪遊具が人気です。バランス感覚や曲がる感覚などが身について、補助輪なしの自転車にしたときにすぐに乗れるようになるといわれているからです。

ただし、この幼児用二輪遊具にはブレーキがありません。足を地面について止まるので、補助輪なしの自転車に移行したときに、ブレーキをかけずに足を地面についてしまいがちなので注意が必要です。

運動能力の高い子どもなら、補助輪なし自転車にすぐ乗れるかもしれません。ペダルなしの幼児用二輪遊具が楽しくて夢中で遊ぶ中で、バランス感覚を身につけられる子もいれば、恐怖心が強くて、まずは補助輪付きの自転車が向いている子もいます。どれからはじめるかは、子ども1人1人によって違うので、一概にどれがいいかはいえないでしょう。

 

 

まとめ

補助輪付きの自転車と補助輪なしの自転車では、同じ自転車でも大きな違いがあります。補助輪を外して乗れるようになるには、親子での頑張りが必要です。その分、乗れるようになったときの感動はひとしおでしょう。

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