子どもが大きくなって自転車に興味を示すようになってきたら、「自転車の正しい乗り方を教えてあげたい」という方は多いことと思います。子どもが自転車に乗れるようになると、成長を大いに感じられます。
そこでこの記事では、自転車の正しい乗り方やうまく乗れないときの対処法について、詳しく解説します。自転車の正しい乗り方を知って子どもに教えられるように、ぜひ最後まで読み進めていただけると幸いです。
1.自転車の正しい乗り方とは？
大人が子どもに自転車の乗り方を教える際には、まずは子どもの体に合った自転車を用意することが大切です。子どもがハンドルやブレーキを無理なく操作できる自転車を選び、またがったときに両足の先が地面につく高さになるようにサドルを調整しましょう。自転車の準備ができたら、以下の4つに注意して自転車の正しい乗り方を教えます。
1-1.見本を見せる
子どもに自転車を教えようとするときに、一生懸命説明しても感覚的な部分が多いため、なかなか伝わりにくいものです。そこで、「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、まずは大人が自転車に乗る見本を見せてあげましょう。自転車のまたぎ方やハンドルの握り方を見せると、子どもは「早く乗りたい！」「やってみたい！」と前のめりになるはずです。
1-2.左側から乗り降りする
自転車は軽車両に分類されるため、道路の左側を走る必要があります。そのため、安全に走行できるように、必ず左側から乗り降りする習慣付けましょう。なぜなら、もし自転車に乗る際に右側からまたがってバランスが崩れて右側に転倒すると、すぐ右側を走る自動車にはねられる危険性があるからです。
また、自転車を止めておくときに使用するスタンドも左側についているので、利便性の面からも左側から乗り降りしましょう。
1-3.正しくペダルを踏む
自転車のペダルを踏む際には、正しく踏まなければ、脚力をペダルに伝えて動力に変えることができません。ペダルの上に足の指先と土踏まずの間の部分を乗せて、やや前方に押し出すようにして一定のリズムで踏みましょう。ひとこぎ目、ふたこぎ目はややペダルが重く感じられますが、正しくペダルを踏めると、だんだんペダルが軽く感じられてどんどん回転させることができます。
1-4.前を向いて走行する
自転車を練習中の子どもの多くは、正しくペダルを踏めているかが気になって下を向いてしまいがちです。しかし、正しく乗るためには前を向いて走行することがとても大切です。なぜなら、前を向くことでハンドル操作が安定し、バランスをとりやすくなるからです。子どもの目線が落ちてきたら、「まっすぐ前を向いて！」と声をかけてあげましょう。
2.自転車にうまく乗れないときの対処法とは？
自転車の正しい乗り方を教えても、さまざまな恐怖心に打ち勝てずに、なかなか上達しないことはよくあります。そんなときには、次の3つの対処法を試してみましょう。
2-1.バランス感覚を養う
自転車のバランス感覚を掴むまで、「足を離すのが怖い」「フラフラしてしまう」という子どもはとても多くいます。そんなときには一度ペダルを外した自転車にまたがって、地面を蹴るようにして歩いたりジグザクに進んでみたりするのがオススメです。そうしているうちにバランス感覚が養われて、傾斜の緩い坂道なら足を離したまま下れるようになるでしょう。
2-2.ハンドルやブレーキ操作に慣れる
ハンドルやブレーキ操作に自信がないと、まっすぐは走行できても、曲がったり止まったりするときに怖く感じてしまいます。そんなときにはペダルを外した自転車に乗ってハンドルを右に傾ければ右に曲がることや、どれくらいの強さでブレーキを握ればピタッと止まるのかについて体験させます。
そうすれば、徐々に自分の体の一部のようにハンドルやブレーキ操作ができるようになります。ブレーキを軽く握って減速できることがわかれば、恐怖心を克服することができるでしょう。
2-3.脚力をつける
自転車のペダルを踏むのに必要な脚力がなければ、こぎはじめにつまずいてしまうことが多くなります。脚力をつけるためには、ほかのスポーツをすることや日頃から体をよく動かすことが有効です。乗りはじめのひとこぎ目、ふたこぎ目に力を入れると、あとはスムーズにペダルを回転させられるので、ペダルを踏むのに必要な脚力をつけましょう。
まとめ
自転車の正しい乗り方を子どもに教える際には、まずは見本を見せることからはじめましょう。そして、左側から乗り降りすることや正しくペダルを踏むこと、前を向いて走行することをしっかり教えることが大切です。もしうまく乗れなかったら、バランス感覚を養ったり、ハンドルやブレーキ操作に慣れたり脚力をつけたりといった練習をしてから再挑戦してみましょう。
埼玉県さいたま市にある「株式会社あそびの館」は、保育を兼ねた運動教室で、自転車の乗り方もお教えしております。プロに任せていただくと、合理的な指導により、短期間で自転車に乗れるようになります。自転車についてお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
